ラクしようとしてかえって大変になってるって気がついてますか?

こんにちは。stvjrです。
元気にしてた?

前回「迷い」について書くと言ったね。
今回はその約束どおり、「迷い」のことを書こう。

なお、なんで「迷い」って話になったかわからない?

それなら、これを読み進める前に、
ひとつ前の記事を読んでほしい。

さて。

自分の行き先とか方向性を決めるのに、「迷い」が邪魔をする。

「迷い」というのは、決められない、ということだ。
言い換えると、「選ばない」ということだよね。

なぜ選べないんだろう?

いくつか理由があるけど俺が一番多く見かける理由をひとつ説明するね。

まずね。

「究極の選択」という言葉遊びが一時期はやったことがあるの、覚えてる?

動かないけどつぶれたゴキブリと、
つぶれてないけど動いてるゴキブリ、
つかむならどっちがいい?

みたいなやつだね。

この問いの答えで圧倒的に多いのが、「どっちもイヤ!」というものだ。

ま、そりゃそうだわね。

でもさ。

ちょっと過去を振り返ってみてよ。

現実問題として、選択や判断が、そうやすやすとできたことって
そんなにたくさんあった?

たいがいが、

「あっちを立てればこっちが立たず」
「これは欲しいけど、これを失うのは惜しい」

とかなって。

そうやって迷いに迷って、時間切れで「エイヤッ!」て
決めてしまったこともかなりあるんじゃないだろうか。

いや、それが悪いとか言ってるんじゃないよ。

もう、わかってるんじゃない?

そう。

欲張りすぎるんだ。

もうちょっと詳しく言うと、「非の打ち所のない、完全な答え」、
つまり「すべてを満たす完璧な選択肢」を求めてしまっているんだ。

いや、音楽をやるものとしてさ、
あれもできるようになりたい、これもできるようになりたい…
そう願うことはごく自然な当たり前のことだ。

でもね。

それを「いっぺんにやろう」とするから無理が生じるんだよ。
そして、止まってしまう。

選ぶのを放棄してしまう。

完全を目指すのは構わない。
いや、それどころかそのたゆまない向上心を尊敬すらするよ。

たださ、実現しなかったら。させなかったら。

どんなに崇高な理想であっても・・・

「なかった」のと同じなんだ。
厳しいけど、それが現実なんだ。

どんな高層ビルだって、いっぺんに建つものなんてありゃしない。
設計図があり、順番どおりに作っていくから、出来上がる。

あなたの設計図。
自分の行き先。方向性。

だれも絶対に文句を言わないから、
好きなように決めてごらんよ

そう言われたら、何を目指す?

そう。

それが、あなたが「今」目指そうと思っている方向だよ。

え?後で変わるかもしれないって?

いいじゃない。変えれば。
いいんだよ。変えて。

人間が成長するにつれて、見えるものが変わる。
聴こえて来るものが変わる。
感じ取れるものが変わる。

変わる、あるいは増える。

そしたら方向性を変えた方がいいかも、と思うのはごく自然なことだ。

何も、今宣言して10年後も同じでなくちゃならないなんて、
そんな決まりはどこにもない。

大事なのは、あなたがドラムを通じて、

あなたのやりたい音楽を、あなたのやりたいようにやり、
それを心の底から楽しめるようになることだ。

そして、さらに願わくば、それを聞いて他の誰かが大いに楽しんでくれること。

そのために変化が必要なら、どんどん変わればいい。
成長している人間が、何も変わらない、止まったままという方がむしろ不自然だ。

完全な何かっていうのは、死ぬまで追い求めるものであって、
今ある目の前の選択肢に求めることではないんだ。

「これさえ選んでおけば後々完璧!」などという選択肢は、
存在しないと思った方がいい。

ことに重要な局面ではね。

目指すもののために、今何が必要か。
何が得られるのか。
その代わりに差し出すものはなにか。

つまり、こういうことだ。

あなたは「今」、「何にこだわりたいのか」。

それを、今、選ぼうじゃないか。

大丈夫、必要なことは後からついてくる。

必ずね。

だから選ぼう。
選んで、その道を進もう。

選ばないのは、進まないのと同じだからさ。

幸運を祈る。

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