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スティックコントロールの基礎の基礎

魔法のつまみ

2012年9月24日

あ、言っておきますが・・・今日の記事。
久しぶりに書いた記事のわりに・・・
読んでものすごく腹が立つ内容かもしれません。

そういう場合は、いつものことですが、無理して読み進める必要はありません。

あなたは、グライコご存知ですよね?
そうそう、グラフィックイコライザのことです。

可聴帯域をいくつかに分割して、その帯域ごとの増減をすることで、
希望の音質を作り出す仕掛けです。

分割数(バンド数といいます)は普及機だと10とか20あたり、
音楽制作の現場だと48以上というのもあるそうです。

もちろん、バンド数が多いほどきめ細かな調整ができます。
(その分高価になりますけどね)

たとえば、高域・低域をばっさりカットしてしまえば、
超Hi-Fi音源でも電話や昔のAMラジオみたいな質感にすることができます。

また、昭和の頃の歌謡曲でも中域を抑え気味にして
高域・低域をブーストすることでいわゆる「ドンシャリ」な感じに
すれば、現代のメタル的な効果を演出できます。

こんな風に使い方によってはとても便利な仕掛けなわけです。

さて、このグライコ。

ある機能が追加された新製品が発表された、としましょう。
こんな宣伝文句で。

 

どんな調整オンチでも、このスライダを動かすだけで、
それまでの試行錯誤がウソのように音質が良くなる!

そんな、魔法のつまみが付きました!

 

 

(笑)。

信じられます?

私なら、絶対に信じません。

ええ、ご安心下さい。
ただのたとえ話ですから。

大体、そんなもの作れるわけがありません。

だって、あなたもそう思ったでしょ?

 

ではここで質問です。

なぜそんなもの作れるわけがないのでしょうか?

はい、考えて、考えて。

 

 

 

考えた?

本当に?

・・・って、簡単ですよね。

それは、

ジャンルや求める演出、表現したい表情や雰囲気などに応じて、
調整の内容(=各つまみの位置)は千差万別だから

です。

ある楽曲にふさわしい調整内容と、
別の楽曲にベストな調整内容は同じになるとは限りません。

むしろ正反対なものになることだってありえます。

セッティング、つまり各つまみの位置の組み合わせの数は
ちょっと想像しただけでも膨大です。それこそ星の数ほどにもなるでしょう。

もちろん、ジャンルによってある程度の傾向を割り出すことは
できるかもしれません。

たとえば、ロック・メタル系なら昨今ではややドンシャリ目に調整するのが流行です。
ダンス系なら低域強調気味で逆にややハイを抑える、とか。

そうした「調整の組み合わせ」を経験から編み出し、
それによって(表には出てきませんが)名アルバム・名作の
影の立役者になったサウンドエンジニアが大勢いるわけです。

R&B系の調整ならこの人の右に出るモノはいない、とか、
ライブ録音ならこの人に任せるのが手堅い・・・

とかね。

ただ、こうした組み合わせや傾向を「どの程度強調するのか」
ということについては人の好みや時代を反映したモノになるのは
想像がつくでしょう。

いずれにしても、「ひとつに統合なんてできない」ってことです。

だからこそ。

どんな人にも、どんな場面にも、どんな要求にも合うセッティングを、
たったひとつのつまみで作り出す・・・

これが

いかに無謀で現実性の乏しい、するだけむなしい願い

なのか、すぐおわかりですよね?

で、もしですよ。

「そんなつまみはないのかなぁ」と言いながら必死になってそれを探している人を
もしあなたが見たら・・・

あなたはおそらくこう思うのではないでしょうか?

ねえ、君、君。

そんなことしてないでさ。

それぞれのつまみをいじりながら、自分にとっての
ベストな調整位置の組み合わせを一つでも多く探し出そうよ。

それが、君にとっての最大にして最強の財産になるはずだよ。

まったく。

その通りですよね。

あれ?

馬鹿にするな、って?

あ、気がつきました?(笑)

そうです。

誰でもわかるものすごい当たり前な話しをしてます。

でもね。あえてお尋ねします。
それがわかっているなら。
なんでこんなことを知りたがるのでしょうか?

 

 

 

 

○○○の「コツ」を教えて下さい。

 

 

 

この「コツ」という言葉が曲者です。

もし、これが

「何かを実現するに当たっての重要な要因」

を意味しているなら、それに答えられる人はきっと大勢いるでしょう。

要は、「ポイント」と置き換えてもいいですね。

でも、

「『それ』を知るだけで、さっきまでできなかったことを、
たちどころに出来るようになる魔法」

を意味しているなら。

 

 

 

 

そんなもの、誰も知りません。

 

 

 

話はそれますが、私がなりわいとしているIT業界では、
ソフトやシステムの開発プロジェクトが納期に遅れたり、
予算をオーバーしたりすることが、実はよくあります。

で、そういうトラブルを避けるための魔法のやり方を指して
「銀の弾丸」と呼んでるんです。

この手のトラブルは、本来あってはならないことですが、
ほんの些細なことが原因で容易に起こってしまうのです。

だから逆に、業界内でしっかり成果・実績を出し続けている人は、
さぞかし立派で特別な銀の弾丸を持っているんだろう、と思えます。

でも、こういう成果を出し続けているどの人に尋ねても、
必ずと言っていいほど同じ答えが返ってきます。

「銀の弾丸は存在しない」

とね。

意外に感じますか?

そもそも、彼らが実績や成果を出し続けているのは、
別に「銀の弾丸を持っているから」ではありません。

ケースバイケースで、どんな方法をどの程度用いるか、
それをその都度考え、それに慣れているからです。

サウンドエンジニアがどのつまみを動かすとどうなるかを知っていて、
かつその組み合わせのパターンをたくさん知っているのと同じです。

これさえやっときゃOK、みたいな万能薬はないし、
このクスリなら飲めば飲むほど良い、そんなクスリもありません。

彼らが使うやり方は何も「銀の弾丸」や「魔法のつまみ」のような、
「なにやら、とてつもなく特別なこと」なんかではないんです。

むしろ、誰でも知っているような当たり前の方法だったりする。

その代わり、彼らは何をどの程度用いるのが適切かを知っています。

そう、経験からね。

魔法のつまみを探すのをやめ、
地道で、確実に自分が取り回せる古ぼけたやり方を武器に、
自分の頭を使うことをいとわない人。

本当のコツや魔法があるとすれば、そのありかは、
その人の頭の中です。

何をどの程度用いるのか。

それは、あなたが自分で決めなきゃならないんです。

これって重要なことですよ。

何を選ぶか。どのぐらい用いるか。

それってそのままあなたの個性になるんですから。

早くうまくなりたいのはわかります。
誰だってそうですよ。
もちろん私だってそうです。

でも、それなら。

 

 

今日でやめにしませんか?

 

 

銀の弾丸や魔法のつまみを探し続けるのは。

その時間があるなら、

地道で、でも確実に取り扱える事実を積み重ねながら、
誰にもまねできないあなただけのスキルセットを作る方に向ける。

その方がはるかに現実的で、結果的には早道。

しかも、

他の人がおいそれと真似できない凄みがもれなくついて来る。

ま、どうしてもインスタントがいいってのなら、
無理にとめたりはしません。

でも、行列の出来るラーメン屋で、インスタントラーメンを出している店は
おそらくないでしょうね。

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信条